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【中学受験】自習チェック表を使った自習・家庭学習の進め方

中学受験の自習、家庭学習

中学受験の勉強を頑張るみなさんには、中学入学後も困らないよう、自分で勉強できる力を是非身につけてほしいと思っています。

なぜそんなことを思うかというと、個別指導の塾に勤務していた頃、中学に入学後勉強についていけなくなる生徒さんを沢山みてきたからです。

塾に通ってくる様々な生徒さんに出会いましたが、その中で私立中学生や公立中高一貫校生の多くは、残念ながら、中学入学後学校の成績が悪くて塾に通わざるを得なかった生徒さんでした。

成績不振の原因
  • 中学入学後は「遊べる」と信じて、勉強をサボってしまった。
  • 自学の習慣がなく、定期テストの勉強もろくにせずテストを受けてしまった。
  • 中学に入って始めて習う英文法の基礎や、算数とは異なる数学の初歩の学習に乗り遅れ、気づいたら学校の授業について行けなくなった。

学校の授業の難易度が高く進度も早いため、自学が身に付いていないとついていくのが難しいことがあげられます。

日々の受験生活のなかで、自分で勉強するコツをつかみ、好きなこともしつつメリハリのある中学校生活を送って欲しいです。

前置きが長くなりましたが、自学自習をしっかりできるようになる具体的方法をお話します!

こちらをクリックして、保存します。

自習チェック表 ダウンロード(無料)


自習チェック表をつかいながら、塾の宿題や課題に取り組みましょう。

1、自学継続のポイント

毎日同じリズムで勉強する

毎日同じような時間に、同じようなことをした方が習慣づきやすいです

日割り計画表には調整日を作る

計画通りに行かず、未消化の課題がたまってやる気をなくすことは良くあります。週に1日は調整日を作り、その日までに消化できるようにします。

間違い直しを必ずやる

間違えた問題をできるようにすると、それだけ力がつきます。その日のうちに解き直すことがまずは大切なので、その時間も見込んで計画をたてます。

やったら誰かに見せる

途中式を書いて計算する、字を丁寧に書く、○つけ、解き直しをするなど、勉強の仕方について始めに子供と約束します。勉強したら、見せてもらい、そのお約束が守られているか毎回見てあげましょう。

2、自習チェック表を使う目的

やった、やらないを見える化する

できたことを見える化することによって、モチベーションの維持につながります。

関係者で共有ができます。

自学ができる子に育てる

毎日、毎週同じ形式にそって自学自習をすすめてもらうことで、正しい習慣が身に付きやすいです。

3、自習チェック表作成ポイント

週の予定を固定する


【管理側】チェック表を週ごとにコピーできるので、手間がかからない(継続しやすい)
【本人】毎週同じリズムで勉強するので習慣がつきやすい

やったら、保護者や先生に見せて、印鑑をもらう


【本人】やったことが見える化され、保護者や先生に承認してもらえることで、モチベーションが保ちやすい。
【管理側】一覧になっているので、自習のチェックがしやすい。

4、作成手順

曜日ごとの勉強予定時間を決める

まずは、日々の自習する時間を決めます。その時、月曜日は何時から何時まで、火曜日は···と、曜日ごとに決めていくことをお勧めします。学校や塾の授業、習い事など、大体曜日ごとに予定が固定されていることが多いからです。

自習の時間割表のようなものを作っても良いかもしれません。

10 学校 学校 学校 学校 学校
11 学校 学校 学校 学校 学校
12 学校 学校 学校 学校 学校 昼食 昼食
13 学校 学校 学校 学校 学校
14 学校 学校 学校 学校 学校
15 学校 学校 学校 学校 学校
16
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18
19
20 夕食等 夕食等 夕食等 夕食等 夕食等 夕食等 夕食等
21
22
ここから、自習チェック表を使います。

自習チェック表 ダウンロード(無料)

※印刷して使うのを想定しています。
※何の数式も入っていないただのエクセルです。
※もちろん、自分で作っていただいても構いません。

やりたい項目を記入

A列:科目
B列:内容(自分で分かりやすいように記入)

とりあえず、迷ってるものや毎日やらなくてもよいものも含め記入します。
宿題なども書いておくとよいです。

C列:分量

例えば、1日おきにやりたい内容は、やらない日に斜線を引いておきます。

調整日、復習日をきめる

自習チェック表のその時間帯に調整日、復習日と書いておきます。

調整日

計画した内容の未消化分があったら消化する日です。
土日のどちらかがおすすめ。AMかPM

復習日

この一週間の間で間違えた回数が多かった問題を再度やってみる日です。(または暗記できていない部分)

目安時間を想定

内容や分量の欄にそれぞれ書き込んでおくとよいでしょう。

前日の復習を入れる

詳細は日によると思うので時間だけ確保しておきます。

調整する

各曜日ごとに、かかる時間を合計します。

最初に決めた曜日ごとの可能勉強時間と比較して、多すぎる日は削る。

削り方
優先順位がひくいものは
一日の量を減らす、
やる曜日をへらす、
やらない(後回し)

※やる曜日を減らすときは、やらない日に斜線を引いておきます。

5、運用手順

自習チェック表の通りに実行

その日か翌日中に見せて、チェックをもらう
(いつ、誰にチェックしてもらうのかは事前に約束しておく)

できなかった分は、空欄になっているので、遅くとも調整日にはやるようにする。

計画に無理がある場合は、次週以降の計画を修正する。

次週は、今週の自習チェック表をコピーして多少調整し、同様に進める。

6、自分でPDCAを回せるように

PDCAについてはこちらにかきました。
自学のPDCA

自習チェック表が習慣づけば、次の週への修正は簡単。

まずは、今週の反省を元に、次週の計画を作成するところから始めます。

次に、復習日や調整日の当日の計画を立ててもらいます。

それも慣れてきたら、期の変わり目等、区切りのよい時期から、お子様にチェック表を作ってもらいましょう。自分が使いやすいよう、アレンジしても良いでしょう。

ちなみに私の生徒さんでは、6年生の後半には、自分で一日の計画を立ててから自習を始めることができるようになっていました。

7、まとめ

中学入学後の6年間、「この学校に入学して良かった」と思えるかどうかは、実は中学受験生活の過ごし方や姿勢によってきます。

自学を身につけると、「自分次第でどうにでもなる」と思えるようになります。

物事を受身でなく、主体的にとらえるようになると、未来だって過去に対する見方だって変えられるんです。

自習チェック表はそんな思いを込めて作りました。多くの生徒さんとその保護者が使ってくれたものなので、是非使ってみてください。

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